函館千秋庵総本家|元祖 山親爺(やまおやじ)で知られる千秋庵のルーツ、ここにあり!
【投稿日】2019年03月06日(水)| 北海道発

北海道を代表する老舗菓子店として知られる「千秋庵総本家」。その発祥の地である函館市にあるのが「函館千秋庵総本家」です。
1860年に創業した千秋庵総本家は、明治から昭和にかけて道内各地にのれん分けという形でそれぞれ独立していきました。しかし、初代の故郷である秋田県をしのんで名付けられた「千秋庵」という屋号とともに、大正時代以前から続く菓子造りのこだわりの製法は各店舗に受け継がれていき、現在もなお幅広い年代の人から愛される銘菓を作り続けています。

▲「元祖 山親爺(やまおやじ)」は、千秋庵総本家の看板商品として愛され続ける和洋折衷のせんべい。
函館千秋庵総本家を訪れたなら、ぜひ味わいたいのが「元祖 山親爺(やまおやじ)」。パリッとした食感に続いて、バターの風味がふわっと広がる和洋折衷のせんべいは地元でも古くから親しまれている逸品です。
材料にはバターのほか、函館近郊の牧場の牛乳を使い、白玉粉と小麦粉を使用しています。商品名の“山親爺”とは北海道における「ヒグマ」の別称なんです。せんべい表面にはスキーにのったクマが描かれている遊び心がとってもユニーク!
5枚入りから販売しており、そのほか包装バリエーションも豊富で贈り物に特化しているのもうれしいポイント。販売は函館市内にある千秋庵総本家の全店舗のほか、函館空港内にある物産品店や金森赤レンガ倉庫内の一部のショップなどでも取り扱っています。

▲根強い人気商品! 道産あかね大納言小豆を使用した千秋庵総本家の「どらやき」
函館千秋庵総本家の「どらやき」は、「元祖 山親爺」と並ぶ人気商品です。餡の材料には北海道産アカネダイナゴンという品種の大納言小豆を使用。また、前日の晩と翌朝の二段階で行われる「宵ごね」と呼ばれる伝統的な製法により、すべて手作業で仕上げられた生地のふんわり食感に注目を。上質な甘みがたまらない、こだわりのひと品です。

そのほか、千秋庵総本家では創作菓子や季節の菓子を販売しており、挨拶や茶事によく利用されています。40~60代の人が主な客層ですが、フィナンシェなどの洋菓子は学生など若者にも人気。函館観光の際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■函館千秋庵総本家 宝来町本店
【住所】函館市宝来町9-9
【営業時間】9時30分~18時
【定休日】水曜日
【交通アクセス】[電車] 函館市電「宝来町」駅から、徒歩約1分
[車] JR函館駅から約5分
【問い合わせ(TEL)】0138-23-5131
【公式サイト】 http://www.sensyuansohonke.co.jp/
【投稿日】2019年03月06日(水)【投稿者】たびらい編集部